オンラインインタープリテーション研修
こんにちは。理事菊間たまです。
去る2月27日・28日、
初の、オンラインインタープリテーション研修が開催されました。
主催は、萩ジオパーク推進協議会さん。
をかしや が、3年間ほど
インタープリテーション研修で関わらせていただいているジオパークさんです。
当日は、20を超えるジオパークのみなさん、約90人の方々がご参加くださり大盛況でした!
私たまは、事務所スタジオで実施してる代表理事の近くにいたので、
現場にいるように感じてました。とても楽しい雰囲気でした^^!
現場にいるように感じてました。とても楽しい雰囲気でした^^!
***
2月27日(土)は、萩ジオパークのみなさんの研修。
ご自分の大切なものについて伝えるワークでは、それぞれのお人柄や思いがにじみ出て感動の雰囲気。
次のワークは、萩の研修でおなじみ?となっている無茶振り?
「翌日28日の研修で、他のジオパークのみなさんに向けて、
萩の魅力を伝えてください。その準備しましょう!」
というもの。
「えっ!?」
と、はじめ固まる音がしたような気がしましたが、
さすが、約3年インタープリテーション経験を積まれてきた萩のガイドさんたち!
さっそくわいわいと準備されてました。
***
2月28日(日) 20を超えるジオパークのみなさんが大集合。
その前に、萩のガイドさんたちが萩についてインタープリテーションをみなさん向けに行うため、リハーサルがありました。
私たまは、昨年萩の研修にお邪魔してから、萩のガイドさんたちのファン^^!
萩ジオパークのガイドさんたちは、私の「もう一度会いたい」ガイドさんです。
ひそかに、リハーサルを拝見したのですが、
むちゃくちゃ楽しかった~~~~~~~!!!
萩の旬の色を信号機に見立てて、赤・黄・緑の萩の魅力を伝えてくださった熟女チーム。
きれいな椿のお花のアップ、まぶしい黄色の夏みかんのアップ、そして試食・すっぱい顔の食レポ、緑のわかめのカサカサいう音、など、五感に訴える工夫がとーっても楽しい♪
衣装も赤黄緑にしたり、写真などで現地のようすもたくさん伝えてくれました。
熟女チーム、すごく、キュートでした!!!
萩焼と土について伝えてくださったチーム。
美しい萩焼のお茶碗で、点てる抹茶のきれいなこと。
とつとつと、いただきましょうかね、と飲まれるお抹茶、ああ~いいなあ~♪と惹き込まれます。
きれいなディスプレイで萩焼を見せてくださり、センスいい~。
萩焼を堪能したあと、土が出てきます。ごろごろ石からさらさらに粉になったものまで。
萩の大地、自然環境から、萩焼を始め文化、まち・暮らしができていったの
だよ~と、地図とともに話してくださいました。
ますます、私たまは、萩はすてきだな~と思い、私の町の土はどんなかな~と思い、萩ガイドさんのファンになりました。
ぜったい、また会いにいきます。
***

さて、多数のジオパークさんに対し、この萩・オンラインインタープリテーションが実施され、
みなさん、目からウロコだったり、楽しい雰囲気に包まれました。
「ええ~!!萩や地質についてしゃべるんじゃ、ないの~!?」
と驚かれたガイドさんたちも多かったかと思います。
地質って、難しく話すといくらでも難しくなるのだと思いますが、
ジオパークを訪れるお客さまは、地質に興味があって詳しい方ばかりではありません。
初めての方、旅の景色や発見を楽しみに来られる方に、
ワクワク、発見をプレゼントし、ジオパークやそのまちのファンになっていただくことが大切です^^。
知識は引出し。必要なときに取り出して、必要な方にお届けするために。
参加者さん自身が楽しみ発見できる、体験 と、知識情報 は両刀なのですよ^^ と、代表理事マロの話でした。
***
そして、各ジオパークのみなさんにも、できるだけ五感を使う工夫をして伝える、オンラインインタープリテーションにチャレンジしていただきました。
でも、自分ところの紹介だと、やっぱり、しゃべりたくなっちゃうよね、
ということで、みんな知識ベースをゼロでフェアにするために、
他己紹介!することに。
グループになって、ざっくりとお互いの魅力を聞き、お互いの紹介をする。
情報は限られますが、相手から感じた魅力を、初めての人に紹介するなら、どんな五感を使った体験を入れて、興味をもってもらえるか、考えながらトライされました。
初めてで苦戦されたかと思いますが、みなさん工夫されて楽しい紹介をされてたようです。
絵などで紹介したり、寸劇をされたチームもあったそうです。
***
オンラインでは、匂いや味を伝えにくく、五感でできる体験に限りはあります。
でも、想像力の刺激を駆使して、できる工夫がいろいろとあるな~とか、
伝えるために本当に大切な、思いやあり方について、学べることがたくさんあるな~、と、
オンラインインタープリテーション研修の可能性をたくさん発見することができた2日間でした。
ご参加いただいたみなさん、主催の萩ジオパーク推進協議会さん、ありがとうございました。
***
こちらは、参加された方のご感想。
☆キーポイントは、「できるだけしゃべらないこと」。
え?しゃべらなければガイドにならないじゃん!
そうです、それがインタープリテーションなんです。
そして、「知識だけでなく五感を使って体験を通じて伝えること」。
実践ワークでは、小道具を使うなどさまざまな手法を取り入れたりアクティビティやプログラムを組み込むなど、他のジオパークと意見を交換しながら感動を伝えられる技術を磨きました。
ふむふむ、凄いよ、インタープリテーション!(facebook投稿より)
☆本日のインタープリテーションセミナーとても楽しく素晴らしい体験となりました。
次回はぜひ臨場感あふれる生の講座を受講したいです。
***
ご感想で、
以前から萩の白井くんが熱心に唱えていたことが、やっとわかった~!
という方々もいらっしゃいました。
萩ジオパーク担当の、専門員白井孝明さんは、とっても熱い方^^。
ジオの世界にインタープリテーションを! とおっしゃり、
代表理事菊間マロ彰が、研修をさせていただいてきたのです。
“大地と人のつながり” をもっと身近に感じてほしい、
“大地とともに生きる” 意識がこれからの未来にもっと必要だ、
と、難しくなりがちな地質の話をわかりやすく、親しみやすく伝えることにずっと努めておられます。
白井さんの著書。
本当に、大地の上で、恵みをいただき、
私たちは大地に生かされています。
私は去年、白井さんの本を読んで感動しました。
大きな地球と、私たちをつなぎ、
広い視野、深い気づきをもたらしてくれるのが、
ジオパークなのだと思います^^。
たくさんの方が、大いなる大地、自然とのつながりに気づいて、
さらに豊かに幸せに暮らしていけますように。
そのために、インタープリテーションがお役に立てることがおおいにあります。
これからも、
リアル・インタープリテーション研修、
オンライン・インタープリテーション研修にて、
をかしや代表理事菊間マロ彰は、
自然、文化、地域、人…さまざまな魅力を伝える
みなさまのお手伝いをいたします^^!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆