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新たな取り組み、平野薬局とCLT建築。

こんにちは。

一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。

 

もう2月になろうというのに、なんと今年初のブログ更新。

サボってしまってすみません、、、。

 

今年の正月は久々にのんびり過ごし、とても豊かなおやすみを過ごさせてもらったのですが、なんと3連休明けの15日頃より体調悪化。子どもたちは二人ともインフルエンザにかかり、私は大きな仕事がいくつかあったので事務所に避難。

 

そこから隔離生活を送ったりして、私はなんとかインフルエンザは免れたものの、それからずっと体調が優れず1月いっぱい過ごす、というなんとも不甲斐ない日々を送っておりました。

 

あ、でも徳島でワークショップやったり高知で仕事したり、つい先日は沖縄に行ったり、それでも色々と活動はしておりましたよ。

 

なんと言っても体が資本ですので、みなさんもどうぞご自愛くださいませ!

 

めちゃ美しい沖縄の海。

めちゃ美しい沖縄の海。16年ぶりに行ってきました。

 

 

さて、今日は昨年から始まった一般社団法人をかしやの新しい取り組みについてご紹介します。

 

昨年9月から私たち をかしやは、今治市内に7店舗を持つ保険調剤薬局「平野薬局」の環境経営事業部の立ち上げのお手伝いをさせてもらっています。

 

平野薬局では現在、新店舗の建築を進めており、5月の連休明けに営業開始予定です。

その新店舗を舞台に、これから様々な体験プログラムやワークショップを実施していくのです!!

 

 

そして新店舗は、すごい建築方法で建てられています。

「 CLT工法」というもので、薬局としてはおそらく日本で初の試みです。

 

新店舗完成予想図

新店舗完成予想図。すてきな店舗です。

 

CLTとは、CLTとは、Cross Laminated Timber (クロス・ラミネイティッド・ティンバー=直行集成版)の略称で、幅のせまい板(ひき板)を、繊維方向が直行するように重ねて接着した幅広いパネルを示す用語です。

 

CLTは厚みのある大きな板で、軽量で防火性にも優れており、建築の構造材の他、土木用材、家具などにも使用されています。大きなパネル状にすることで、今までは不可能だった大きな建造物も木造で作ることができます。

 

大型建築が木造で作られることによって、国産材の利用が一気に進み、山の整備が一気に進むのではないかと期待されているのです。外国産の材木ではなく地元の材木を大量に使えば、それによって林業進行と地域の活性化につながる。

 

そんな理由から平野薬局は、まだまだ一般的ではないCLTを、あえて新店舗に採用しています。そのくらい、平野薬局は環境への取り組みに力を入れているのです。ほんとすごいと思います。お手伝いさせていただく私としても、身が引き締まる思いです。

 

パネルを作ってそれを組み合わせていく構造のため、下の写真でも分かる通り、壁やブロックが立ち並んだ感じの、ちょっと面白いビジュアルです。でも強度がとても高く、木造でありながら耐火性もすごく高いそうです。

 

新添付建築風景。「見ろ、木が壁のようだ!」

新添付建築風景。「見ろ、木が壁のようだ!」

 

 

さらにCLTのいいところのひとつは、木の香りがすごくすること。合板だとこうはいきません。

平野薬局の新店舗にも高知産と岡山産の杉材がふんだんに使われており、周りにふわっとスギのいい香りが漂っています。

設計の自由度も高いので、オシャレな店舗もできてしまうのです。

 

 

ということで、ただいま着々と新店舗ができあがりつつあります。ちなみに場所は今治駅のすぐ近く。駅から徒歩3分ほどです。めちゃアクセスがいい!!

 

5月のオープン後は、ここを拠点に食育、木育、防災、さらには環境教育やESDプログラムなど、一般の方を対象にさまざまなプログラムを展開していきます。通常の調剤薬局は、処方箋を持つ人が来る場所ですが、平野薬局ではその枠を超え、多くの人が集う拠点となる

 

「処方箋なしで来る薬局」をめざしているのです。

 

そのお手伝いができることに、私自身もワクワクしています。

どうぞご期待くださいませ。

 

以上新たな取り組みのお知らせでした。

他にもまだあるのですが、おいおいお伝えしていきまーす。

2019年02月04日