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下関にてキャリア教育。

こんばんは。

一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。

 

さて、今日の記事は。

 

 

先週のことになるのですが、下関に行って、キャリア教育の仕事をしてきましたのでそのお話です。

 

 

昨年から私は「キャリア教育」に本格的に携わっています。

 

 

キャリア教育とは、机上の勉強をするだけではなく実際にいろんな職場の体験をしたり、リアルに働く人たちの話を聞いて、「働く」ということについて若いうちから考えよう!というものです。

 

昔は身近なところに畳屋さんや魚屋さんや八百屋さんや大工さんがいました。

そしてその仕事ぶりを見て「働く」ということをリアルに感じることができました。

 

しかし今は、そういった「リアル」な仕事人に子ども達が触れる機会は減っています。

なので今、学校教育の中でキャリア教育が注目されてきてるんです。

 

 

 

私が関わっているのは、中学生に対して「造船にまつわる仕事」を伝えていくプログラム。

船と海に関わる仕事は、とても面白いものです。

 

 

先週は一泊二日で下関の二つの中学校に赴き、船のエンジンや船の構造について、専門家の先生をアテンドしてきました。

 

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初日に訪れた学校はミッション系の中学校で、ステンドグラスが美しかった。

 

この講座はだいたい10回くらいの講義でデザインされており、講義と実習、工場や造船所見学などがバランスよく盛り込まれています。実際にポンポン船やクレーンを作る実習もあり、そういう時はやはり盛り上がりますねー。

 

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その中で今回は、船や海にまつわる講座。

 

船の種類や必要性、船がなぜ海に浮かぶか?など基本的な事を講義形式で学びます。

 

 

講義は、当たり前ですが最初は簡単。

 

しかし、後半はレベルアップ!

 

 

浮力の計算問題なども出題されるのです。

 

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というのも、この講座は「学問」と「リアル」をつなぐ事が重視されているのです。

 

 

学校で習う数式と、造船などのリアルな現場で必要な知識。

 

 

それらがリンクしており、現場で実際に、学校で習う学問が使われてるよ!

 

 

と伝えたいのです。

 

 

 

だって、ただ机にかじりついて勉強してるだけじゃつまらない。

 

 

「学校で学んだ事は社会や仕事で役に立つんだ!」

 

 

と思えれば、学ぶモチベーションも上がります。

 

 

この講座は、学校と社会をつなぐミッシングリンクなのです。

 

 

 

そんな一時間の白熱講義はあっという間に終わり、私たちは学校をあとにしました。

 

 

高台にある校舎からは海が綺麗に見えました。

 

 

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翌日も別の中学校で講義。

 

その時は主にエンジンの話だったのですが、講義後に質問が相次ぎました。

嬉しいですね。どんどん興味を持って欲しい。

 

 

というわけで、キャリア教育のお仕事でした。

 

 

今年も昨年同様いろんなところに趣き、「働く」という事の意味を伝えていきたいと思っています。

2017年05月23日