感性が目覚めるツアー2
をかしや インタープリターでアニマルコミュニケーターの 菊間たまです。
みなさんどんな夏をお過ごしでしょうか。
降りすぎる雨の地域もあれば、
こちら今治では梅雨から雨が少なく、川の水がなかなか増えません。
豪雨の被害に遭われた地域の方々には、心からお見舞いを申し上げます。
地球温暖化が進むとさらに真夏日が増え、豪雨が増えるようです。
こどもたちへつなぐ未来の地球が、暮らしやすくありますように、
あらためて、人の暮らしと自然とのかかわりを、みんなで考えていきたいですね。
今治市蒼社川では、
去年はアユがたくさんいましたが、今年は非常に少ないようです。
川の水が少ないため天然アユが河口から上流に上がってこれず、
また、浅い水の中でサギやウに食べられてしまいます。
厳しい状況でも、命をつないでいってほしいなと思います。
さてさて、夏休みプログラムのお知らせで、
レポートが遅れましたが、
「感性が目覚めるツアー」
大人のための癒し時間、6月24日(土)も実施しました。
今回は、川のせせらぎにふれることをメインに、ゆったりと感じる時間を持ちました。
大きな石は、心地いいベッド。
真ん中に、ちょうど背中がフィットするくぼみがあるんです。
こんな石を見つけたら、さわってみる。寝てみる。
1億歳の石。地球上の、私たちの大先輩ですね。
大きな石は、静かに自然に溶け込み、聴き入るすばらしさを教えてくれるのです。
この石もね、いいんですよ。
これは、石の下にかくれんぼしている魚をじっと見ているところ。

藻の中には、小さな魚のこどもたち。
オタマジャクシが大きな口を開けてモジョ、モジョ、と苔を食べていました。
サワガニが石の間からこっそり顔を出したり、
小さな水族館は、静かな気持ちで見入るとたくさんの発見があります。
いい香りがすると思ったら、夏の花、ネムノキの花。
ふんわりとした優しいピンクの花は、夏の始めの森に彩を与えてくれ、
そして、近くで匂うととても素敵な香りがします。
想像力を働かせて石と遊んでみました。
これは、歯!
真ん中の丸い石、パン生地にしか見えなくなっちゃたんですって^^。
たしかに!いい発酵具合。
ドキッとする発見もありました。
立派なオスジカの頭の骨。
流れの中からこちらに視線を投げかけていました。
みんなハッとして見入りました。
それぞれに胸に響くものがありました。
こちらは、渓流の歌手、カジカガエルのこども。
石にそっくりな色と、平べったい体が特徴です。
シカの頭の近くに現れました。
生まれる命、大地に還る命、自然にはいつも命のドラマがあります。
川を後にし、森の中へ入ると、最後にまた素敵な出会いが。
なんとセミの幼虫が、この日羽化しようと、穴から出てくるところでした。
貴重な出会い。
がんばってね、幸運を、と願わずにいられませんね。
それぞれに、ゆっくり自然を見つめ、心と体でゆったり遊び、
感じることにフォーカスしたツアーでした。
たくさん出会いがありました。
次回は8月11日(金・祝)。
夏の森で、川で、みなさんが自然から感じるものは、、、。
その日の自然との出会いを楽しみに。
参加メンバーお待ちしています。