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淡路島で山伏になる。

こんばんは。

一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。

 

 

さて、昨日今日は、淡路島に行ってきました。

 

友人のファシリテーターであり、「南海道ネットワーク」を結成している同志でもある青木マーキーに誘われて、訳も分からず山伏(修験道)の修行をしてきました。

 

 

 

 

なんでも、山伏修行はとにかくいいらしい。

 

 

マーキー曰く、「俺が体験した中で、一番よかったのがミニカウンセリング、その次が山伏」だと。

 

ということで短時間の体験版ではありましたが、行ってきました。

 

 

今回のメンバーは、私と青木マーキーの二人のみ。

 

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修行前。

 

場所は、古事記や日本書紀にある「国生み」の島、淡路島。

 

その中でも原点とされる「沼島(ぬしま)」。

 

 

諸説ありますが、この沼島は日本神話においてイザナギの命とイザナミの命が「天沼矛(あめのぬぼこ)」で海をぐるぐるかき回して、その滴り落ちた雫の一滴からできた、まさに日本最初の島なんだとか。

 

 

たしかに、島に足を一歩踏み入れただけでもすごいパワーを感じました。

 

 

 

そんな沼島へは、船で10分の距離。

 

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淡路島を後にして。

淡路島を後にして沼島へ。

 

 

 

そして修行。

 

 

一言も発せず、ひたすら島を歩きます。

 

 

先達が何かを言ったら、返すことばはひとこと「承けたもう(うけたもう)」。

 

それ以外は何も喋らないのです。

 

 

 

沼島はかつて修験道の島だったのですが、いつの間にか廃れてしまい、100年ほど前に、行者の姿は見られなくなってしまったそうです。

 

しかし、4年ほど前に青木マーキーを中心したメンバーが山伏の伝統を復活させて、今に至るとのこと。

 

 

 

実際に体験してみると、すごく不思議な感じ。

歩く道は山道もあれば普通の家が立ちならぶ集落もあり。

 

特別すごいルートではありません。

 

 

しかし、神社や由緒ある場所に行くと、必ず祝詞を捧げ、般若心経を読経します。

二礼二拍手、そして頭(こうべ)をたれます

 

 

その姿勢は清々しく、潔く、美しい。

 

 

そんなことを何度も繰り返すうちに、なにか、自分なんて大した存在ではないんだ、自然や、神々や、宇宙みたいなものに、自分は生かされているのだなーと、まだ薄ぼんやりとですが、感じることができました。

 

 

 

そして修行のハイライトは、「上立神岩(かみたてがみいわ)」。

 

 

そそり立つその形状から国生み神話の「天沼矛(あめのぬぼこ)」のモデル、あるいはイザナギとイザナミがオノコロ島に降り立ち、巨大な柱の周囲をまわって婚姻をおこなったという、「天の御柱(あめのみはしら)」だともいわれています。

 

緑泥片岩からなる、高さ30メートルの巨岩。

 

すげー、ど迫力。

上立神岩

 

しかもこの日は波が高く、ザッパンザッパン荒波が押し寄せていました。

 

岩場を歩き、聖なる岩にできるだけ近づき、祝詞を捧げ、般若心経を読み、頭をたれます。

これは今までと一緒。

 

 

しかし、本日最後の場所となるので、ここでは海に入って禊(みそぎ)を行います。

 

 

衣装は白い褌(ふんどし)一丁。

まだ冷たい水に浸かり、波に打たれながら一心不乱に祈ります。

 

 

実に清々しい、心洗われる体験となりました。

 

 

 

・・・しかし。

 

 

想像してみてください。

 

おっさん二人が褌一丁で海に入り、一心不乱に祈っている姿を。

 

 

かなりシュールです。

 

 

 

 

ともあれ、3時間足らずの修行は終わったのでした。

 

短い時間でしたが、なにかすごく心の澱が、抜けたような気がします。

 

 

 

そんな修行後の写真がこちら。

 

修行後。

修行後。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしょうか?

 

我ながら、なにか晴れやかな顔をしている気がします。

 

 

 

みなさんも機会があったらぜひ、山伏修行してみてください。

 

 

おすすめです!

 

 

 

以上山伏修行のレポートでした。

 

2017年05月11日