中小企業家同友会中堅社員研修。
こんばんは!
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
本ブログ久々の更新となります。
国際交流イベント「IYEO四国ブロック大会」の準備、夏休み体験プログラムの準備などで忙殺されており、なかなか記事をかけませんでした。
楽しみにしていただいた皆さん、すみません、、、。
さてさて本日の仕事は、久々の企業研修。
私も会員になっている企業経営者の勉強会「愛媛県中小企業家同友会」の中堅社員研修でした。
この仕事、私が関わらせていただくのは今年で3年目。
今日は全四講あるうちの第二講「コミュニケーション」をテーマとした2時間半の研修でした。
私が研修をさせていただく場合、私が教えるのではなくお互いから学び合うワークショップ形式で実施します。だって、その方が楽しく学びも大きいですから。
研修の内容は主に3つ。
まずは基本的なコミュニケーションワークや、アイスブレイクプログラムを体験し、その効果を実感します。
次に、「労使見解(ろうしけんかい)」と「パートナー」について考えるワーク。
「労使見解」とは聞きなれないことばですが、もともと戦後、活発化する労働運動をふまえ、同友会の先達たちが経営者としてのあり方、労働者と使用者の関わり方の規範として1975年に作成した文書が
中小企業における労使関係の見解。
通称「労使見解」。
同友会においては、労使の信頼関係こそ企業発展の原動力であり、「労使見解」は企業づくりの基本文書となっています。
要は、中小企業家同友会では、経営者と従業員は「パートナー」であり、対等な立場であると考えているのです。
そこで、あまり聞き覚えがないが非常に大事な概念である「労使見解」を改めて学び、それを踏まえて、経営者と従業員、あるいは社員どうしがどういった「パートナー」であるべきかを、グループワークで考えてもらいました。
そしてそのあと、コミュニケーションワークその2として、もう少し深いワークを行いました。
同じ会社のメンバーであつまり、お互いのいいところを書き出して、ほめ合う、というものです。
通常「ほめほめゲーム」と読んでいるものです。
日本社会、特に男性社会では相手を批判したり、相手の悪いところを探すことが多いもの。
でもこれだと、関係性はよくなりません。
特に昨今の若手の育成にはマイナスになることが多いようです。
なので、中堅社員である参加者のみなさんにこそ、褒めることをどんどんしてほしい。
ということで、まずは自分たちで体験してもらいます。
研修は18時半に始まりました。
まずはオリエンテーションをして、スケジュールや内容を確認します。
研修においては、はじめに全員で内容と基本的なルールなどを確認するのがすごく大切なのです。
そしてアイスブレイクプログラム。
30分ほど、基本的なワークを体験してもらいました。
が、私は実施してたので写真はなし!
休憩をとったあとは「労使見解」の話。
先のKP法で基本的な内容を解説したあと、グループごとに別れ、従業員どうし、経営者と従業員のあるべき「パートナー」の形を考えていきます。
せっかくいろんな企業の皆さんがいるので、ランダムにチームになってもらいました。
これにより対話や新たな人間関係が生まれ、学びがより深くなります
いろんな意見を出し合い、模造紙にまとめていきます。
アイデアを出し、意見を交換するうちに自然と打ち解けていきます。
初めて会ったメンバーが、和気藹々と話し、30分後にはすっかり仲良くなっています。
このチームは名刺交換やお互いのことを話してすっかり異業種交流会状態です。
そしてグループごとに話し合った内容を発表してもらいます。
笑顔の絶えない、素敵な発表でした。
2度目の休憩をとったあとは、お待ちかね「ほめほめゲーム」。
会社ごとに分かれての実施です。
まずは個人作業で、自分以外の人の「いいと思うところ」を書き出します。
そして、それを相手に伝えていきます。
普段は面と向かって褒めることはないので、最初はお互いに気恥ずかしい。
でも褒めてもらうのはやっぱり嬉しいもの。
自然と笑顔が溢れます。
写真からも良い雰囲気が伝わってきますね。
中には、自分では思ってもみなかった以外なところを褒めてもらって驚いた方もいたようです。
そうなんです。
自分で思っている自分の良いところと、他人から見た自分の良いところは必ずしも一致するとは限りません。それがまた新たな気づきとなり、学びになるのです。
そんなことを、「ジョハリの窓」を使って簡単に解説。
自分も相手も知っている「開かれた窓」の部分を広げるには、他人からフィードバックをもらうといいよ、というシンプルなお話。
と、このようにして、2時間半の研修は無事終了しました。
やはり企業研修は面白い。
いや、ワークショップは面白い、というべきでしょうか。
最初は緊張の面持ちだった皆さんが次第にほぐれていき、仲良くなっていったり、自ら気づいていったりするのを見るのは、とても嬉しいものです。
これからも研修を通じて、様々なことを主体的に学ぶお手伝いをしていきたいと思っています。