JICA研修、無事におわりました。
こんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事、「マロ」こと菊間 彰です。
季節外れの台風21号が日本に近づいてますね。
しかも「超大型、非常に強い」台風とのこと。
こちら愛媛では、現在雨が降り続いているものの、まだそれほどひどいことにはなっていません。
これからひどくなるようですが、無事に過ぎ去ってくれることを祈りたいものです。
全国のみなさんにも、どうか被害がでませんように。
さて、前回のブログでもお伝えしたのですが、私たち をかしやはこの10月、JICA(国際協力機構)の青年研修に関わっておりました。
サモア、フィジー、バヌアツ、ソロモン諸島の、オセアニア地域4カ国から10人の研修員を迎え、「スポーツを通じた地域振興」のテーマのもと、二週間の学びをお手伝いしてきました。
先日その研修が無事終了しましたので、簡単にダイジェストでレポートしたいと思います。
今回の研修は、愛媛県内の様々なセクターのスポーツ関連政策や、取り組みを視察し、また講義をいただくという内容。
サッカーチームや野球チームの視察や講義をいただいたのは前回のブログでお伝えした通り。
そのほかにもいろんな所に行きました。
例えば地域の祭り。
かねてからお伝えしてきた通り、私たちの地域の祭りに、研修員の皆さんをご招待しました。
神輿を担いだり、獅子舞を見たり、お接待を受けたりして日本の祭りを満喫してもらいました。
うーんさすがに体がデカイだけあってパワフル。
神輿がめっちゃ軽そうでした、、、。
祭りに関しては書くべきことがたくさんあるので改めて記事にしようと思います。
うどんもよく食べましたね。このころは研修半ばで、うどん屋さんもだいぶ板についてきてます。
しまなみ海道サイクリングにも行きました!
やはり私としては、愛媛に来てもらうからにはしまなみ海道は外せない。
天気はあまり良くなかったのですが、みんな大喜びしてくれました。
大洋州の国々は道があまり舗装されておらず、自転車はあまり普及してないとのこと。
なので、10人のうち5人が自転車、ほかのメンバーはバスでしまなみ海道をまわりました。
その自転車メンバーも、「14年ぶりに乗った」とか「20年ぶり!」なんて人もいましたよ。
サイクリングを終えてからは、大三島の大山祇神社に参拝しました。
クリスチャンである彼らにとっては、八百万の神様を信じるという、日本人の宗教観も印象に残ったようです。
真面目な講義ももちろんたくさんあります。
愛媛県のスポーツ関連政策や、総合型地域スポーツクラブ、自治体のスポーツ振興政策など。
今回のメンバーは行政マンが多かったので、政策関連の講義も得るものが大きかったようです。
ただ講義を受けるだけではなかなか身につきません。
学んだことをアウトプットしてこそ、初めて自分のものになるものです。
なのでワークショップ形式でグループごとに意見をまとめて発表したりもしました。
スポーツ関連施設の視察もしました。
オセアニア地域はやはりインフラの整備がそれほどすすんでおらず、屋内スポーツより屋外スポーツの人気が高いそうです。ラグビーとかサッカーがポピュラーらしい。
なので日本のいろいろな施設をみてもらいました。
特に人気だったのは武道場。日本らしいですから。
二週間のスケジュールで一度だけ、懇親会もしました。
やはり日本にきたからにはぜひ「居酒屋文化」も体験してもらいたいので。
これはみんな喜びましたねえ。
こんな感じで2週間に渡って実施してきたJICA青年研修。
最終日には研修員のアクションプランのプレゼンがあり、その後閉会式を行い、無事、愛媛での全日程を終了しました。
私は最終日に別件の仕事があり、あろうことが最後だけいられない(泣)という状況だったのですが、業務終了後、彼らの泊まっているホテルのロビーに駆けつけました。
すると、彼らから各国のプレゼントのサプライズ!
やはりこういうのは嬉しいものです。
私からも記念の品として日本の扇子をプレゼントさせてもらいました。
彼らの国は暑いし、日本の祭りで扇子を見てますから、使うたびに祭りを思い出してもらえばと。
ということで、研修は無事終了しました。
今回改めて思ったのですが、やはり国際交流の機会はとても大事ですね。
大洋州の人たちは体はデカイし、真っ黒だし、接したことがなければすごく怖く思えるかもしれない。
でも実際に接して見れば、すごく真面目だし、可愛い所やシャイなところもある。
それは人間として、本質的に私たちと全く変わらない。
そんな当たり前のことを改めて感じることのできる機会となりました。
私はこれからも、こういった機会をことあるごとに作っていきたい。
準備や実施等々、たいへんなこともままあるのですが、それでもやるだけの価値と意義があると思っています。
そして多くの人に、世界中の人と触れ合う楽しさ、面白さを伝えていきたいと、改めて思ったのでした。