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職場体験の受け入れ。

こんばんは。

一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。

 

さて、今日のお仕事は、地元中学校の職場体験の受け入れでした。

 

来てくれたのは二年生の男子一人だったのですが、彼はうちの事業に以前から参加してくれてる、自然が大好きな子。

 

将来はインタープリターになりたいそうです。

 

なので自分から志願して、をかしやに来てくれたとのこと。

嬉しいことです。

 

朝8時過ぎに、彼は自転車でやってきました。

とても礼儀正しく挨拶をしてくれます。

 

最初にミーティングを行い、流れを説明した後、いよいよ職場体験開始。

 

 

今日は午前中に事務作業、そして午後からは野外での体を動かす作業と、両方を体験してもらうことにしました。

 

まずは事務作業。

 

こんなのどかな雰囲気の中、いろんな事務作業をしてもらいました。

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インタープリターやアウトドア、自然体験の仕事といえど、事務作業やパソコン作業などの裏方仕事は欠かせないのです。ひとつの現場の影には、9割の準備や裏方作業があります。

 

そしてそれはきっと、どんな仕事でも変わりありません。

 

そんなことを実際に体験してもらいます。

 

 

昼食をとった後は、外での作業。

 

 

森を愛し、林業にも携わるをかしやらしく、チェーンソーで薪を刻み、薪割りをしてもらうことにしました。

 

まずはチェーンソーのメンテナンスと簡単なレクチャー。

チェーンソーを初めて触る彼にはドキドキの体験でしょう。

 

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そしていよいよ、チェンーソーを使って薪を刻みます!

 

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初めて持つチェーンソーは結構重いぞ!

でも頑張ってチャレンジだーーーー!!

 

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最初はおっかなびっくりでしたが、次第に慣れて使いこなしていました。

一見すると危険な道具も、使いこなせれば強力な武器となり、自分の作業を助けてくれるのです。

 

そして薪割り。

斧を使って刻んだ薪めがけて振り下ろします!

 

トリャー!!

 

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しかし相手はアラカシ。

最高の薪になりますが、硬くて簡単には割れません、、、。

 

頑張って食い込んだは刃を外し、何回もチャレンジします。

 

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最初は苦戦していた彼も、後半は面白いようにパカパカと割っていました。

やっぱり何事も経験と繰り返しが大事!

 

 

 

こんな風に薪を切って割ることで、地産地消のエネルギー源である薪ストーブの利用や、それによる温暖化防止や使えば使うほど地域の山が綺麗になっていくことなど、たくさんのことを知ってもらえればと思っています。

 

 

そうこうしているうちに終了予定時刻の15時が近づき、最後にお茶を飲んでふりかえりをし、職場体験初日は終了しました。

 

 

いやー、学びたい、体験したい生徒と一緒に仕事するのは楽しいですね。

 

 

愛媛ではなかなかうちのような事業体は少ないため、うちでの体験が何か彼の人生にとってプラスになればいいなあと思った、職場体験の一日でした。

 

 

2017年05月25日

下関にてキャリア教育。

こんばんは。

一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。

 

さて、今日の記事は。

 

 

先週のことになるのですが、下関に行って、キャリア教育の仕事をしてきましたのでそのお話です。

 

 

昨年から私は「キャリア教育」に本格的に携わっています。

 

 

キャリア教育とは、机上の勉強をするだけではなく実際にいろんな職場の体験をしたり、リアルに働く人たちの話を聞いて、「働く」ということについて若いうちから考えよう!というものです。

 

昔は身近なところに畳屋さんや魚屋さんや八百屋さんや大工さんがいました。

そしてその仕事ぶりを見て「働く」ということをリアルに感じることができました。

 

しかし今は、そういった「リアル」な仕事人に子ども達が触れる機会は減っています。

なので今、学校教育の中でキャリア教育が注目されてきてるんです。

 

 

 

私が関わっているのは、中学生に対して「造船にまつわる仕事」を伝えていくプログラム。

船と海に関わる仕事は、とても面白いものです。

 

 

先週は一泊二日で下関の二つの中学校に赴き、船のエンジンや船の構造について、専門家の先生をアテンドしてきました。

 

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初日に訪れた学校はミッション系の中学校で、ステンドグラスが美しかった。

 

この講座はだいたい10回くらいの講義でデザインされており、講義と実習、工場や造船所見学などがバランスよく盛り込まれています。実際にポンポン船やクレーンを作る実習もあり、そういう時はやはり盛り上がりますねー。

 

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その中で今回は、船や海にまつわる講座。

 

船の種類や必要性、船がなぜ海に浮かぶか?など基本的な事を講義形式で学びます。

 

 

講義は、当たり前ですが最初は簡単。

 

しかし、後半はレベルアップ!

 

 

浮力の計算問題なども出題されるのです。

 

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というのも、この講座は「学問」と「リアル」をつなぐ事が重視されているのです。

 

 

学校で習う数式と、造船などのリアルな現場で必要な知識。

 

 

それらがリンクしており、現場で実際に、学校で習う学問が使われてるよ!

 

 

と伝えたいのです。

 

 

 

だって、ただ机にかじりついて勉強してるだけじゃつまらない。

 

 

「学校で学んだ事は社会や仕事で役に立つんだ!」

 

 

と思えれば、学ぶモチベーションも上がります。

 

 

この講座は、学校と社会をつなぐミッシングリンクなのです。

 

 

 

そんな一時間の白熱講義はあっという間に終わり、私たちは学校をあとにしました。

 

 

高台にある校舎からは海が綺麗に見えました。

 

 

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翌日も別の中学校で講義。

 

その時は主にエンジンの話だったのですが、講義後に質問が相次ぎました。

嬉しいですね。どんどん興味を持って欲しい。

 

 

というわけで、キャリア教育のお仕事でした。

 

 

今年も昨年同様いろんなところに趣き、「働く」という事の意味を伝えていきたいと思っています。

2017年05月23日
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